グイン・サーガと獣の奏者エリン〜NHKアニメワールド〜
さて、10月に入りアニメも改変期になっているわけであるが、特に今期のアニメでは注目するものは無いなぁ…と思う次第であるから、個人的にNHKで放送中の2作品を取り上げたい。一つ目は、NHK総合の深夜帯(木曜24:45〜)でスタートした栗本薫氏原作の超大作「グイン・サーガ」であるが、実はコレNHK・BSで本年4月からやっていたものの地上波再放送版である、ということを第1話を見終わってから始めて知ったと言う体たらくである。まぁ、これからぼちぼちと消化していくことにするが、原作者の栗本薫氏が先日逝去され、更に膨大な原作(未完成となった)の一部のアニメ化という事である。管理人は、所謂この手の長編ファンタジー(小説)とかそういう類の作品は、筒井康隆先生の「旅のラゴス」以外、殆ど触れたことが無いという門外漢であるから、グイン・サーガについても全く予備知識は無いので、逆にいいのかもしれないが原作のファンの方はこの作品をどう見ているのであろうか。
冒頭見た限り、相当作画クオリティが高いと好感を持った。世界観はまだ私にはよくわからないが、敵国の「モンゴール」とは名前の通りタタールとか突厥とかそういう騎馬民族系の侵入者なのであろうか。主人子の双子の王族の子供はコーカソイドっぽいので、アジア系の蛮族にコーカソイド主体の王国が蹂躙されると言う世界観なのだろうか。あらすじを見るところ地球ではないと言うことである。どうもこの手のファンタジーものは細かい設定が気になりすぎてこの事が私がこの分野が苦手な一因なのであるが、兎も角このグイン・サーガは植松伸夫氏作曲のテーマもカッコイイので、このまま楽しく継続視聴したい。
二つ目は、当ブログで何回も取り上げようと躊躇してはやめた、NHK教育で放送中の「獣の奏者エリン」である。何故取り上げるのを躊躇したのかと申せば、管理人はこの作品を最初余り面白いと思わなかったからである。しかし、われらがプロダクション・アイジー製作であるから見なければならない見なければ…という半ば義務感で見てたらいつの間にかそこそこ面白くなってきた。世界観的にはグイン・サーガと同じ体の、異世界ファンタジーであるが、どちらかと言うことこの作品は中華圏・アジア風の世界観に基づいている。要するに、竜(作中では闘蛇/とうだ)が存在していて、体制側は闘蛇を兵器として使うが為に養殖しており(なぜなら軍事技術が中世レベルなので竜が最強の兵器となるから)、その闘蛇養殖の村に住んでいるのがエリン(主人公の女の子)で、そこから紆余曲折あり云々…というストーリーであるが、エリンの母親は賤民出身であり、一般人からは野獣という概念で捉えられている闘蛇を、エリンは「心を通わすことが出来る」という硬い信念で接している所など、ちょっとエリンはナウシカが入っているが、ナウシカほどの聖人ではない。何というか、基本的に抑揚の無い話で、話の盛り上がる部分はあるが、全体的にアンニュイで微妙な哀愁感のようなものが漂う作品である。それが本作の魅力のひとつなのであろう。こちらも最終回まで継続したい。
最後に、NHKアニメということで蛇足で取り上げるが、土曜日に教育でやっている「エレメントハンター」である。『スイヘーリーベー僕の船…』ああ、高校のときにやったよね元素記号…。1話しかまともに見ていないが残念ながらそれ以外の感想を持たない。NHKは心の底から韓国が大好きなようで(別にいいけれども)、この作品は日韓合作だそうだが残念ながら視聴に耐えない。何故主人公のショタっぽい男の子の声だけが子役で、他は普通の声優なのかも良くわからない。全く噛み合っていない。
ということで、グイン・サーガとエリンは良作である。業務連絡になって恐縮でありますが、年度内にニコニコアニメ夜話「王立宇宙軍」「トップを狙え」「紅の豚」等々収録予定であります。よろしくお願いします。
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