参戦の準備はできているか?麻生内閣誕生へ

 思い起こせば本ブログの開設は07年の3月であるが、時の総理は安倍晋三であった。当初、小泉路線を忠実に踏襲すると思われた期待で支持率が高かった同内閣は、例の郵政解散で離党組を復党させたあたりから、どうも『古い自民党の復活』がちらちらと有権者の脳裏をさえぎり、東の宗男、西の松岡とまで呼ばれた利権真っ黒の松岡利勝が自殺し、これは「血塗られた政権」(勝谷誠彦談)であると言う認識が衆目の一致するところとなり、参院選で敗北。内閣改造をしたかと思いきや直後、心労がたたって持病の潰瘍性大腸炎が悪化し電撃的辞任に至る。時の幹事長は麻生太郎であり、ポスト安部は麻生一択であると思われたが、此処で自民党は大きな間違いを犯す。古賀誠を中心としたこれまた旧野中派の利権真っ黒の昭和自民党の連中が、麻生は駄目だと言うことで急遽・チンパン福田康夫)を担ぎ福田内閣が誕生する。

 マスメディアでは、安倍内閣の支持率低下も、そして今回のチンパン内閣の失敗も、格差が拡大したことへの対処を怠っただの、やれ絆創膏だの、毒ギョーザ事件への対応だの、ねじれ国会の運営云々だのと言うが、全部間違っている。安倍・福田という、「小泉以後」の両内閣が共に1年と経たず崩壊したのは、全て小泉内閣の路線を踏襲しなかったからであり、新自由主義の路線から距離を置いて、ひたすら古い自民党つまり昭和のシステムへの回帰を目指したからに他ならない。国民は小泉路線の継承こそ望んでいるのであり、これに外れたとなれば支持率が低下するのは明らかである。

 猪瀬直樹氏曰く、「昭和的システム=談合・馴れ合い・縦割り・規制etc」は、高度成長時代や冷戦時代では上手く機能したが、90年代以降全くといって良いほどその手法は通用しない。国民は昭和システムの打破と瓦解を目指した小泉内閣の路線を求めているのである。ここを勘違いした自民党守旧派や、同じく自民党守旧派の庇護下にある大手既成のマスメディアは、こういった、小泉以降劇的に変化し始めた日本の政治風土を理解できずに、そのこと自体を表現する言葉すら持っていないのである。

 と威勢良く書いたが、当ブログは「日本一保守的なアニメオタク」を自称する管理人が運営するブログであるので、政治講釈はこれまでとしよう。一言でまとめてしまうと、安倍の後に麻生を持ってこなかったことが自民党の最大にして最後の過ちであった、という事である。しかしどのみち、麻生太郎自民党最後の首相になる、と管理人は予言するが、ともかく、ジャパニメーションに理解ある政治家が一国の総理になるのはアニオタ保守本流としては手放しに喜びたいのである。

 さて、本題に移ろう。麻生太郎氏が福田亡き後の自民党総裁に選出された場合、所謂麻生銘柄が急進するのは衆目の一致するところであろう。麻生銘柄とは即ち狭義のアニメ銘柄であるが、GDH(3755)が上場廃止という断崖絶壁に立たされているのでこれは残念だが麻生銘柄とは呼べぬ。さて、残る有望株は東映アニメーション(4816)とわれらがIGポート(3791)しか無いわけであるが、東映アニメーションは今期決算が好調だったので少し前に急伸し現在高値安定の感がある。残るIGポートはというと、押井守監督のスカイ・クロラ観客動員がやや不発ということで、一挙に5万円台まで下げてPBRは1を大きく割り込んでいるのである!然るに、IGポートは黒字決算の優良企業である。此処のところのIGポートの嫌気売りも、明らかに不当な評価であることは明白。よって、明日からIGポート(3791)はストップ高5連騰確実と申しておこう。いやいや、風説の流布は良くない。麻生内閣誕生を切っ掛けに、投資家がIGポートという優良企業を正当に再評価し、改めて株価は100,000-150,000円程度が適正というのが管理人の考えである。管理人は現在、3791を3株所持、ウォーレン・バフェット氏の言うとおり、「株式投資の真髄は優良株の超長期保有にある」という名言に従ってどんなに下げても手放さず、逆に買い増しした努力がいま報われようとしている。

 さぁ、読者諸兄、明日からの参戦の準備は整ってるだろうか?

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