近況報告



*写真はJR常磐線からの北千住の夕暮れ

 実は、先の11月10日「29歳に成ってしまったわけだが」のエントリーを書いた直後に、恐らくこれまでの私の人生で最も大きな仕事が舞い込んできてしまい、ここ3週間ほどは遮二無二その仕事に没入しなければならなかったわけである。

 その間寝食を忘れた(というのは嘘だが)作業の完成のご報告は近々出来るように思う。ようやっとひと段落着いたのでこのコラムを書いたわけであるが、いま本当に遅いのだが、『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』を第7話まで見た。なんというか心をえぐる作品である。

 というのも、ここ10年まともに地元に帰っていない人間からすると、その設定からしてじぃんと来る。まるで『SRサイタマノラッパー』のアニメ版を見ているような既観感に襲われて、それだけでじぃんと涙してしまうのであるが、『あの花』の評は作品を全部見てからしようと思う。

 大して更新もしていないのに、毎日定時的に300人くらい訪問していただき光栄である。頻繁に往診していた数年前の数倍あるのは皮肉か。コメントは全部見ているけれども、中々不肖で返せないので、ツイッターフェースブックを使用していただけるとお返しできると思う。何卒ヨロシクお願いします。

 そんな中でも本を買ったりなどの文化活動をしている。実写版が決まった進撃の巨人であるが、中島監督の力で果たして実写可が可能か不安。そもそも進撃の巨人は設定勝負で漫画としては優れてはいない。岩明均先生のヒストリエ7は抜群の安定。まら、はだしのゲンの中沢先生の初期作品集「黒い雨に打たれて」は、被爆者で殺し屋になった男が次々と原爆の復讐でアメリカ人を殺していくというもの。ある意味、『はだしのゲン』よりストレートな中沢氏の被爆者感情を表している名作だ。最後に、その流れで朝日選書の『原爆体験記』。被爆者の体験記が40人分程度収録されているが、特筆するのは収集時期が1950年(被爆5年後)であること。まだ被爆の記憶が生々しい時期であり、その証言は凄惨を極める。GHQの検閲のせいで、独立回復後の1954年に発売されたという曰くつきの書籍である。読み応え十分である。



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