ヱヴァンゲリヲン新劇場版、商業主義の末路かそれとも…

aniotahosyu2007-09-02

さよなら絶望先生ではないが、エヴァ本放送からして12年目にして、いまだ日本アニメ界にエヴァの後遺症が根強く残っていることに絶望した。庵野秀明氏は日本アニメ界に危機感を覚えている、というような事をインタビューで語っていたが、それは良しとして映画版のリメイクをわざわざ1〜4まで作ると言うのが「危機感を覚える」という事に対し本末転倒ではないか。

90年代後半から現在に至る日本のアニメ界の凋落は全てエヴァに始まると言っても過言ではないと思っている。このことは詳述すると原稿用紙100枚に及ぶのでここでは割愛させていただく。



実は管理人は公開されたばかりのヱヴァンゲリヲン新劇場版、まだ見に行っていない。管理人が中学生のときであれば、前の日から徹夜して並んだのであるが、今となっては単に白ける、というのが正直な第一感想である。あれだけ自身を熱狂させて、そして日本列島を熱病のように席巻し、三鷹市水道局のポスターに一枚10万円からの値段がついた「僕らのエヴァンゲリオン」が、巷のパチンコ台でキャラクターになり、「リーチ♪リーチ♪」「よっしゃあ今日も出すでぇ〜♪奇跡の価値やでぇ〜♪」「ミサトが出ると確変」などと日曜日の朝6時からパチンコホールに行列を作ってひたすら並ぶ白痴面したおっさん・おばはんの財布から北朝鮮南朝鮮に送金するだけの低所得者層のオナニーマシーンに成り下がってしまった現状においては、はっきり言うと今やエヴァンゲリオンは見るに忍びない。エヴァを陵辱している。

何故、GAINAXエヴァをパチンコに移植することを許可したのか。関係者でこの経緯に詳しい方、何故ガイナックスがパチンコに移植することを許可したのか、教えていただきたい。但し大方予想はつくが。

まぁ、置いておくとして繰り返すが管理人は公開されたばかりのヱヴァンゲリヲン新劇場版、まだ見に行っていない。いくとしたら最終話が関わる「4」だけかもしれない。そして最も恐ろしいのは、作品の完成度ではなく、馬鹿なパチンカーたちが映画を見終わった後、「この後打ちに行きたくなっちゃった♪」等と言う会話を耳にしたくないからである。まさかないとは思うが、まさかないとは思うが。

これこそ、エヴァの後遺症ではないか。




文・古谷経衡(アニオタ保守本流

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