ひぐらし…が×なら、名探偵コナンはどうなるの?

以下引用 07年9月20日産経新聞WEB@YAHOO

東海テレビは20日、アニメ「ひぐらしのなく頃に解」について、同日の放送を休止するとホームページで発表した。同作品は山村の連続怪死事件を描いた人気ゲームソフトをアニメ化したもので、京都府京田辺市で16歳の少女が父親の警察官を手オノで殺害した事件との関連を指摘する声があがっている。



まったく笑止である。管理人は、ひぐらしの…をアニメ作品として決して評価しないが、今回は弁護させていただく。ひぐらし…を放送中止にするのであれば、名探偵コナンはどうなの?東海放送はこの疑問に答えられたい。

読者諸兄もご存知の通り、名探偵コナンは年端も行かない子供たちが毎週毎週、これでもかというほど殺人事件に遭遇し、人命の尊さを学ぶどころか、「事件の謎解きをしよう」などと血気盛んに意気込み、警察の捜査権に属する事項に高校生探偵と名乗るわけの分からない少年がなんらの法的根拠もなしに独自捜査した私見を、所轄署刑事課の人間にずかずかと意見具申するというとんでもないアニメである。

百歩譲ってひぐらし…が事件に影響を与えたとしよう。であるならば、名探偵コナンの青少年に与えた影響はひぐらし…の数百倍数千倍なのではないか。ひぐらし…は深夜帯の放送であるのに対し、名探偵コナンは夜6時とか7時とかのゴールデンタイムに放送している。ゴールデンタイムに家族そろって、年端も行かない子供が血を流す死体を見て衝撃を受ける前にまず犯人探しをするという、そういうストーリー展開のとんでもないアニメを食卓で家族揃って見ているという風景を想像するに管理人は本当にこの国は狂っていると思う。言うまでも無いことだが、アメリカを含む日本以外の先進国では、名探偵コナンの内容は、出血および死体の描写、それに未成年者が関わっているという2点において、Vチップ適用の有害番組で一般向けの放送はできない。日本では、こともあろうに、名探偵コナン文部科学省推薦の番組にしている。この恐ろしい現実を読者諸兄はどう考えられるのか。

毎週毎週惨殺死体・絞殺死体が出てきて、他人の命を奪うとは如何にとてつもない悪かを一切語らずに、犯罪手口に対する知的好奇心のみで、しかも小学生とか高校生とかがそれをやるという異常なアニメが、如何にこの国の青少年の心を蝕んでいるのか。名探偵コナンという有害なアニメには、犯罪被害者の遺族や関係者が事件後いかなる心の病を背負って一生を生きることになるのか、そして事件を起こした加害者がその後どうやって司法の手によって裁かれ、その後どういう運命を辿るのかという描写が一切無い。知能犯がうまく人を殺してそれで終わり、というだけの低俗なアニメである。こんなアニメをいつまでも放って置いて良いのか?

近年の少年少女による異常犯罪・凶悪犯罪は、これは管理人の私見であるがまちがいなく名探偵コナンの影響が大なり小なりあると思われる。

本当に、本当にどうかしている。この国は病んでいる。

文・古谷経衡(アニオタ保守本流

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