『東のエデン』いよいよ放送開始さる。村上龍的な何かを感じるアニメ。


 我らがプロダクション・アイジー神山健治監督作品、大型企画『東のエデン』がいよいよ放送開始となった。つい今しがた1話を観終わったばかりだ。管理人は、この『東のエデン』という作品、全く予備知識はないが、軽く初回の感想を記そう。

 まず、OPテーマが『OASIS』という所に、このアニメの方向性の全てが象徴されているという感じがした。要するにキモオタは寝ていろって事だ。更に、初っ端ワシントンDCが舞台だが、外人の声優が多分全員ネイティブ。これ珍しい。しかも、字幕なし。無論、中学校英語程度が分かれば難なく解せるのだが、ちょっと新しい。

 更に、主人公であろう記憶喪失?の滝沢と、ヒロインで留学生の森が、昭和最後の7日間、即ち1989年(昭和64年)生まれというのをことさら強調している所に、この作品のテーマ性みたいなものを感じた。つまり、昭和最後の若者が、日本を覆う何か昭和的な重い空気を粉々に破壊して、新しい価値観を作る、という話なのかなぁ。とそんな感じ。

 てゆうか、東のエデンのサイトにこの国の空気と戦う」って紹介があるんだけど、なんかそれといい内容といい(滝沢君はテロリスト?)、村上龍的な何かを強く感じさせるアニメである。そうさなぁ、例えば龍先生の『コインロッカーベイビーズ』とか、エヴァの元ネタになった『愛と幻想のファシズム』とか、最近では『半島を出よ』とか、何かこう日本という国を覆っている不文律の停滞した空気を”力”がぶち壊す、的な話なのかと思う。

 何はともあれ、オリジナルストーリーで今後の展開が読めない。劇場版もあるようだが、2話以降続きが大変気にかかる作品である。

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