きょうび「けいおん!」を観ない奴は非国民である。

 アニオタ保守本流管理人が断言しよう。現在TBS系列で放送中の「けいおん!」は昨今の軟弱なる所謂「女子バンドモノ」に一石を投じる本格的作品である。

 記憶に新しいところで、こちらも漫画原作でアニメ化されたが「NANA」とか言う犬の名前っぽい作品があったが、田舎から上京する電車の中で知り合った女子が『偶然』名前が同じであった・上京して初めて行った不動産屋で『偶然』先のナナ同士が再会したので勢いでルームシェアをしてなし崩し的にバンド結成…という全く「トンデモ」な、惑星直列並みの天文学的確率を基礎にした話の展開にうんざりした諸君も多いと思う。そもそも、「NANA」という話はバンドがどうの云々という話ではなくて単に昨今流行の「雰囲気」「っぽさ」最優先の、実際の所音楽についてなど何一つ真剣には語っていない、何ら見るに値しないスポイル漫画(アニメ)であると言うのは衆目の一致する共通認識であろう。

 翻って、「けいおん!」は全くそういった時流の雰囲気を排除し、リアルな女子高校生の日常を忠実な視点で再現する事を心がけている。第1話で、主役の1人「平沢唯」が『何かしなくちゃいけないような気がするんだけど、いったい何をすればいいんだろう?』とつぶやくシーンがあるが、これこそが等身大の女子高生を通じて描く本作の普遍的なテーマである。『何かをしなきゃらならない、でも何をしていいのかわから無い』と漠然とした不安に悩む女子高生が、軽音楽部入部を通じて生の価値を発見していくというテーマは、古典的ではあるが常に新鮮で人類的普遍性のあるテーマである。

 注目に値するのは、同じく第1話で「4人集まらなければ廃部」の憂き目にあう、みお・りつ・つむぎが、見学早々入部辞退しようとするゆいに対し、「じゃあ最後に私達の演奏を聞いていって!」と言って奏でるのが、他でもない翼をくださいであったシーンで、この作品の方向性は決定付けられたといっていいだろう。『今 私の願いごとが かなうならば 翼が欲しい』である。正に本作のテーマの象徴である。社会的には何者でもない高校生。翼が欲しい代わりに、私達は軽音やります!軽音を翼として飛び立ちます!というわけである。この辺り、絶妙な演出が光る。


 ともあれ、けいおん!は素晴らしい。さすが京アニ・作画のクオリティの高さもさることながら細部に緻密性が感じられるのも嬉しい。
 既に有志らの手によってTVアニメ『けいおん!』舞台探訪まとめサイト なるものも作られている。仕事の速さに脱帽である。それだけ本作が支持されている事の証拠であろう。


 えっ、ナニナニ、「けいおん!」は矢口史靖の「スウィングガールズ」のパクリだって?←(゚Д゚)ハァ?こういうことを言う奴は非国民であるから、小生が特別にシベリアで木の数を数える仕事を斡旋しよう。もう一度言おう。きょうび「けいおん!」を観ない奴は非国民である。

TBSけいおん!公式ページ


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