日本一硬派なアニオタ診断の心

　日本一硬派なアニオタ診断について、一部回答者から「何故質問の項目に実写作品を入れるのか？全く以って意味が分からない」などと批判？を頂戴したが笑止である。
　
　ここで読者諸兄に質問である。目の前に2人のエヴァンゲリオンオタク、ＡとＢが居ると想像して欲しい。貴方はこのＡとＢのうち、たったひとつの質問で、ＡとＢどちらがよりコアなエヴァオタであるかと言うことを見抜かねばならぬ。だとしたら読者諸兄はこのＡとＢ両人に何という質問をするであろうか？先入観を与えない為に、ＡもＢも同じ背格好の、なんなら双子と言うことにしても良い。
　さぁどうであろうか？「全２６話のタイトルを順に述べよ」「角川書店から出たフィルムブックは全巻持っているか？」はたまた「第１９話に登場したシトの名前を述べよ」であろうか。その何れも間違っている。ＡとＢ両人には一言こう質問すればよいのだ。「村上龍の『愛と幻想のファシズム』は読んだか？」

　エヴァと村上龍に何の関係があるのか、当ブログを訪れる読者諸兄の知識レベルなら説明するまでもないことだが、万が一わからない君は是非ググって頂きたい。ともかく、即ちアニメオタクの度合いを測るためには必ずしもアニメの知識のみを問うてはいけないのである。真のオタクというのは幅広い知識と教養がなければならぬことは衆目の一致するところであろう。ＳＦアニメオタクを自称する人間が小松、星、筒井、アーサー・Ｃ・クラークの一本も読んでいないと言うのであれば、それはオタクとしての底が著しく浅い単なる一般ユーザーであると言うのと同じである。

　管理人はこのような理由で、「アニメオタクの重層さ」を測る意図で、名だたる巨匠が撮った実写作品もチェックするように設問を工夫してある。無論、同じ監督のアニメも実写も両方見ている場合は、得点が更に加算されるよう配点比重を工夫しているのである。よって、この診断で７０点を越えてくるような回答者は、単にアニメだけを見ているのではない幅広い知識と教養を持っていると判断し、７０点以上を評価Ａとして最高位にランクしている。それだけ、オタクとしての重厚さがあると踏んでいるのだ。無論、８０点以上ともなれば言うまでもないことである。

　さてちょっと脱線するが、管理人が「日本一硬派な〜」を製作した鑑定サイト（恐らく鑑定製作サイトではここが一番有名なのだろう）で、他の製作者が製作した○○チェックやら○○鑑定あるいは○○診断で、やたらと「ラビ」という単語が多いと言うことに気がついた。ラビが云々って、この鑑定サイトにはユダヤ教を研究する学生が多いのだろうか？だとしたら恐ろしくレベルが高いのであるが、調べてみるとD.Gray-manというテレ東のジャンプ系アニメのキャラなのね･･･、観た事ないから。別にユダヤの司教のことではないのね･･･。

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